温度変化による味わいの移ろい

私がロースターになろうと思い、
目指してきた焙煎は
カップの最後の1滴までを美味しく飲み干せる事ができる珈琲
を作ること
私にとっては個性やフレーバー、酸味がうんと強調されても
それを口に入れたときに口当たりや喉ごしの良さを
感じる事が出来なければ
美味しい珈琲ではありませんでした

私はあるロースターさんに出会うまで
カップ最後まで美味しいと飲み干せる事が
出来ないと思う事が沢山ありました。
冷めてくると
飲みにくさを感じる酸味や味


冷めてきたときに劣化しにくい焙煎方法や考え方を
学んできました
そのような味作りをしている先輩、
そして豆からも沢山教えてもらってきました

私はプロになっても
豆が自分に合わせてもらうという感覚より、
教えてもらえることに耳を傾けてそれに
したがっていくという感覚です
つまづいたときに、やっぱりそのつまづきを
気づかせてくれるのは豆でした。

細々とではあるものの
一度飲んでいただいた方は
また購入して下さる御客様ばかりで
本当に本当にそれは
有り難い事です。
私は一人でやっているのと
実店舗は今ないので
味作りがどのように評価されているのか
指標みたいのが
また飲みたいと思って購入されること
また同じ豆を購入されること
くらいになってしまうのです

もし同じ豆を購入されれば
初めて『どうだったか』
聞くことが出来たり
また購入される事で
また飲みたい珈琲と思っていただけたのかな
となります

御客様から言葉での評価というのは
何かでメッセージのやり取りをするなかで
御客様からお話されることも
少しあったりします

その中でとある御客様が
『澪音さんの珈琲を飲むようになってから温度変化による楽しみを知ることが出来るようになりました。珈琲って楽しいですね』とメッセージをいただきました

これは私がずっとずっと目標としてきた事で
すべての人に理解をされなくても
誰かにとってはそんな珈琲が
これからも御届けできるよう
技術を積んでいきたいと思います


coffee澪音




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